時間がなくても立ち寄り可能!駅近&穴場スポット

 この章では、前の記事(広島旅「概要版」)で紹介した観光スポット(駅近観光スポット)の詳細を紹介する。観光に十分な時間がなくても広島駅からすぐ行ける穴場スポットであり、徒歩でのアクセスも可能である。

 先ず始めに猿猴橋についてであるが、この橋の歴史江戸時代に遡る。西国街道の道中にあり、昔から市民に親しまれてきた橋であり、原爆の被害を受けるも崩壊まで至らなかった広島のシンボルとも言える橋である。その装飾も美しく一見の価値がある。

次に稲生神社であるが、この神社は妖怪との関係が深く、「水木しげる」や「京極夏彦」といった著名な作家との関わりも興味深い。ひっそりとたたずむ神社であるが、そこに置かれているパンフレットも一読の価値がある。是非とも手に取って読んでもらいたい。

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壱の巻:猿猴って何?市民に愛される道路橋

(1)猿猴橋

 広島市猿猴川にかかる「道路橋」。被爆橋梁の一つで、土木学会選奨の土木遺産に認定されている。

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①概要

西国街道(京都から下関)の道中にあり、重要な役割を果たす橋として使われてきた。現在の橋は、大正15年に建設されたものを復元したもの。親柱上には地球儀の上にが羽ばたく像、束柱の上にはシャンデリア風の電飾燈、欄干には橋の名前の由来にもなっている2匹の猿猴が桃を持ちあう透彫り風の装飾が施されている。

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橋の入口に設置されている鷲

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橋に設置されている電飾燈。夜は綺麗に橋を照らす

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可愛いお猿もぜひ写真におさめるべし
②橋の歴史

・江戸時代:広島城(城主:毛利輝元)下の西国街道に架かる橋。東の玄関口。

・明治時代:西国街道が国道に変化。交通量の増加に伴い付け替えが行われる。

・大正時代:現在の橋の形で建設される。鉄筋コンクリートで建設され、橋の表面には石張りをあしらうなどし、周囲の景観との調和を意識した構造となった。また、総花崗岩造りの欄干には、巨大な親柱や束柱が設けられるとともに、そこに照明燈まで内蔵されるという重厚なつくりであった。

・昭和時代:戦況の悪化に伴う金属回収令に伴い、橋の装飾品は軍に供出されることになる。併せて、原爆投下とともに被爆することになる。しかしながら、被爆によっても構造的に壊滅的な被害を受けなかったため被災者の避難や救援活動に使われ、大きな功績を残す。

・平成:橋の交通量は激減したが、「被爆に耐えた装飾的橋梁」として平成23年度に土木遺産に推奨される。(交通量の減少は国道の路線変更や新たな完成した駅前大橋の影響が大きい。)その後、橋の復元に対する地元住民の要望や寄付金活動に伴い、平成28年3月には今の橋に復元されることになった。

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③豆知識

猿猴:水陸の両方で生活する架空の生き物で河童に似ている。広島で伝わる伝説の生き物。河童と異なるのは、姿が毛むくじゃらで猿に似ている点。

土木遺産:社団法人日本土木学会が、国内の歴史的建造物のうちの土木構造物について、その保存を目的に「土木遺産」として認定することで顕彰する制度。2000年より開始。

④アクセス

広電猿猴橋町すぐ。広島駅から徒歩5分。

弐の巻:広島に妖怪?有名人も訪れる稲生神社

(1)稲生神社

①概要

豊受大神大国主・稲生武太夫を祀る神社。3階建て。妖怪伝説の神社

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②観光のポイント

赤い鳥居をくぐり、石段を登るとその途中で建てられた幟(のぼり)に漫画家水木しげる(「ゲゲゲの鬼太郎」など)、作家で妖怪研究科の荒俣宏、妖怪小説の作家京極夏彦の名前が書かれている。また、衣笠祥雄プロ野球選手(広島)、愛称:鉄人)の名前もある。なお、原爆被害を受けたものの、修復されずそのまま存置されている稲荷神もある。

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③妖怪伝説

稲生武太夫が妖怪退治で有名。

④稲生武太夫の妖怪伝説

具体的に知りたいなら、神社の境内で配布されている「南区の妖怪伝説」を手に取ること。イラスト入りでわかりやすく書かれている。なんでもないような所に置かれているにも関わらず、意外と内容も盛りだくさんであり、ついつい読んでしまうパンフレットの好例である。

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⑤アクセス

広電稲生町すぐ。広島駅から徒歩10分。

(※)最後に

これを読んで、外出の自粛要請解除後に広島旅に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!下の記事でも、2万円で楽しむ広島旅(概略版)を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

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時代の流れに翻弄された広島城

 この章では、前の記事(広島旅「概要版」)で紹介した観光スポット(広島城)の詳細を紹介する。広島城は、下剋上の時代の終焉と重なったからこそ築城できたとして有名である。また、築城当時に使用されていた金の鯱鉾の謎についても興味深い。その一方で、第二次世界大戦との関係も深く、原爆の被害を大きく受けたため、今は当時の姿をとどめている部分は少ない。「戦争と平和」の両方の時代を経験した城と言える。特に、原爆投下による被害の第一報を伝えた場所となったことにも何か因縁めいたものを感じさせる。

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 壱の巻:時代の流れに翻弄された広島城

(1)広島城

①概要:太田川の三角州(デルタ地帯)に毛利輝元が築城した城。別名「鯉城」。原爆による被害を受けるまで(昭和初期まで)は、国宝に指定されていた。

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②名前:広島城の一帯は昔「己斐(鯉)浦(こいのうら)」と呼ばれていたことから、「鯉城(りじょう)」と呼ばれている。野球球団「広島東洋カープ(carp、鯉)」の由来にもなっている。

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③特徴

・デルタ地帯に築城された城(平城)である点。この特徴を持つのは、他に名古屋城大阪城が挙げられる。平城の特徴は、その攻めやすさ。築城された時期が下剋上の終わりを告げた時期と重なったことも一因。戦をあまり意識する必要が無かったからこそ、この城が築城できたのだ。

・二の丸:本来であれば二の丸は、本丸防衛の最終拠点で、通常本丸の周囲を覆うように築城するのが通常。しかし、広島城のそれは、写真のようにポツンと建てられている広島城の二の丸は、馬出(攻撃の拠点)の機能を持っていたことから、即座に攻撃へ展示されるよう、この場所に設置された。「攻撃は最大の防御」の発想である。

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・金の鯱瓦(鯱鉾):広島城天守閣で展示されている金箔瓦。平成21年に行われた発掘調査によって、広島城三の丸跡の井戸の中から発見された金と朱漆の鮮やかな色彩を残してほぼ完全な形で見つかったのは全国初であり、現存する最古の鯱瓦である。特に、その口元は鮮明な朱色で塗られており、まるで口紅のよう。安土城織田信長築城)に初めて鯱瓦が用いられてから間もない時期に制作されたもので, 初期の鯱瓦の形状を知る上で貴重な資料である。しかしながら、この鯱瓦がなぜ井戸に隠されていたかについては謎に包まれている。

④戦争との関係:広島城内は戦時中、軍の施設(中国軍管区司令部)として使用されていた。当該施設は、半地下式の作戦司令室や通信室が設けられており、原爆による壊滅的な被害も受けた。しかしながら、半地下式であったため通信室の一部は使用可能なまま残り、その設備を使って原子爆弾による被災(第一報)を伝えることになった。つまり、原爆による被災を最初に伝えた場所となったのである。

被爆樹木:クスノキ・クロガネモチ・ユーカリの木が残されている。

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(※)最後に

これを読んで、外出の自粛要請解除後に広島旅に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!下の記事でも、2万円で楽しむ広島旅(概略版)を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

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戦争の惨禍にも目を向ける広島旅

 この章では、前の記事(広島旅「概要版」)で紹介した観光スポット(原爆ドームとその周辺施設)の詳細を紹介する。この記事の主眼は、「第二次世界大戦とは何だったのか?」や「大人になってから見る原爆ドームとは?」といったことについて、一歩踏み込んだ形で考えてもらうきっかけとなることである。「宮島観光」や「西条の酒蔵巡り」の際には、あまり意識することのない広島と戦争の関係。しかし、市内観光の段になるとその様相は突然変わるのだ。次から次へと出てくる「戦争」や「原爆」といった文字。令和の時代になってもやはり「広島」と「戦争の歴史」は切り離せないのだ。今の年齢だからこそ、しっかりと歴史に向き合って旅の一頁に取り入れよう!特に(2)に記す書籍には一度目を通した上で、ここを訪ねてもらいたい。

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壱の巻:世界でも稀な負の世界遺産に目を向ける

(1)原爆ドーム

 1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾の惨状を後世に伝えるための記念碑。平成7年には後世に平和を伝えるための史跡として、世界遺産として指定されている(前述の厳島神社と同時期)。f:id:ryokouotokotabi:20200426182815j:plain

①概要:原爆投下当時は、広島県物品陳列館(後に、産業奨励館)として使用されていた。日本で初めてバームクーヘンが紹介された場所としても知られている。(紹介者はドイツ人捕虜:カール・ユーハイム)。原爆投下当時、爆心地からの距離が近いこともあり、爆風が建物の上方から垂直に吹き込んだために、楕円形のドームを覆う銅板が溶けた後、爆風が真下に吹き込んだことにより、建物の外壁の一部が残ることになった。なお、当時建物内にいた人々は全員即死している。戦争当時の記憶を思い返させることとなることから、その取り壊しを求める意見と戦争の記憶の風化を防ぐことから建物の保存を求める声が起こったが、後者の意見が次第に強まり、計4回の保存工事を経て今に至る。平成7年に世界遺産(通称:負の世界遺産)として登録されており、世界的にも稀な存在である。(代表的な負の世界遺産アウシュビッツ(ドイツ)

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②アクセス:広電原爆ドーム前駅徒歩すぐ

③観光のポイント第二次世界大戦の悲惨さを実際に体感するのであれば、夏8月ごろに訪れることをお勧めする。うだるような暑さの中、当時の市井の人が受けた苦しみに少しでも向き合うきっかけにもなる。また、原爆ドーム前を流れる川(元安川)を必ず確認すること。被爆者が水を求めて入水し、数多くの人が亡くなっている。また、平和記念公園、原爆の子(銅像)、平和記念資料館も併せて必ず訪問すること。原爆ドームから徒歩5分程度。

弐の巻:戦争の現実と千羽鶴

(1)周辺施設

平和記念公園:桜の名所であり、市民の憩いの場。トイレも設置されている。

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②原爆の子(銅像):モデルは原爆による白血病で死去した佐々木禎子。禎子の死を知った同級生たちによる募金活動の結果、建設された銅像また、銅像には鐘が設置されており、湯川秀樹博士(日本初のノーベル物理学賞中性子理論の確立)の筆による文字(「千羽鶴、地に空に平和」)が彫られている。これは大変興味深い事実で後に博士こう述べている。「私は、真理の探究ということを誇りに思うし、自信を持っているし、私は一生それを貫いてきた。けれど8月6日のあの事件を聞いたときに、科学者は科学者としての自分に対する責任があることを知った。」

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 千羽鶴:全国各地から届けられた千羽鶴がつるされている。

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 ④平和記念資料館:原爆投下に伴う悲劇の数々を展示した資料館。特に、「人石の影」・「原爆で止まった時計」・「伸ちゃんの三輪車」など原爆の惨禍をリアルに感じ取ることのできる展示部も多い。戦争に対する可否や要否を考える前に、何のための第二次世界大戦だったのかを考えさせられる。また、時間的に立ち寄るのが難しい場合は、資料館のパンフレット(無料)をもらって帰るのも良し

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(2)ここを訪れる前に

①事前学習:広島の原爆投下に関する本を1冊でも事前に読んでおくと、より旅の充実感を味わうことができる。(例:大江健三郎ヒロシマ・ノート」、井伏鱒二黒い雨」、Ⅿ.ウォルツァー「正しい戦争と不正な戦争」)。また、原爆ドーム周辺には、ボランティアガイドによるツアーもあるので時間があれば参加するのも良い。

②留意点:今まで紹介した所は20代から30代になるまでの間に一度(再度)訪問することが望ましい。小学生の頃に修学旅行などで既に訪れていたとしても、その時とはまた違う成長した感性で、原爆ドームを眺めることができるであろう。単なる時間つぶしの観光であっても、是非とも足を運んでもらいたい。何かを感じさせる世界遺産である。

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 (※)最後に

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広島郊外へも魅力を求めて!

 この章では、前の記事(広島旅「概要版」)で紹介した観光スポット(西条の酒蔵巡り)の詳細を紹介する。この記事の主眼は、酒所として有名なまち「西条(東広島市)」の持つ魅力とその楽しみ方についてお伝えすることだ。

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壱の巻:広島市外へも足を伸ばすべし!

(1)西条東広島市酒蔵巡り

灘(兵庫)・伏見(京都)と並ぶ銘醸地。半径1km圏内に7つの酒蔵が密集。

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①アクセス:JR宮島口駅からJR山陽本線で1時間10分(※)西条に向かう電車は、緑豊か自然の中を通過する。スマホの画面から少しの時間、外に目を向けてみてはどうか。

②酒蔵巡りのコツ:JR西条駅にある観光案内所で見学可能な酒蔵を確認すること。また、その際に合わせて、まちあるきマップ手に入れておくと良い。見学料等は無料

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③実際に訪れた酒蔵

・亀齢:無料試飲あり。特に酒造りに関する説明もなく、愛想の悪い主人。広島の中でも辛口の酒を作る酒蔵として有名。名前は「亀は万年」に由来している。

・西条鶴:無料試飲あり。女主人の説明もあり、日本酒の作り方などを学べる。とても好感を持てる酒蔵であった。店舗の外観も黒格子で美しい。また、事務所のドアには鶴をイメージしたステンドグラスもあり必見。「軽さ」と「後切れの良さ」を活かした酒作りで、モンドセレクション金賞を連続で受賞している。

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・福美人:無料試飲「なし」:すべて有料の試飲。特に酒造りに関する説明もなく、愛想の悪い主人。しずく酒が有名のようだ。

・賀茂泉:米と米麹だけで造る純米酒の先駆け的存在であり、広島を代表する純米酒の蔵元である。「芳醇な味わい」と「純米酒特有の色」(山吹色)が美しい。併設の酒泉館で日本酒の飲み比べが可能(有料)で、その料金の安さ(550円)にも関わらず、様々な種類の日本酒を飲み比べることができ、満足度も非常に高い。また、日本酒を造る際に使用された「仕込み水」を「和らぎ水」(チェイサー)として飲むことができるので悪酔いしない。「うまい酒にはうまい水」のとおり、ミネラル豊かで清々しい水の味も感じてもらいたいものだ。なお、トイレが併設されているので、飲みすぎても心配無用。また、日本酒の説明をロボットがしてくれるので、それを聞きながら飲むのも一興である。

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ご機嫌斜めの時もあり、うまく説明してくれないことも。これもご愛嬌(笑)

④訪問できなかった酒蔵:山陽鶴・賀茂鶴・白牡丹。

⑤酒蔵巡りのポイント

・各酒蔵の試飲(特に、無料)で各酒蔵の特徴を勉強すべし。

最後に酒泉館を訪問し、酒蔵巡りを締めくくること。先に訪問すると千鳥足に。

各酒蔵で休業日や閉店時間が異なるので、事前に駅の観光案内所で確認しておくとこ。特に、賀茂泉は必ず訪問すべきなので、酒蔵巡りのルートの優先順位は良く考えること。

・酒蔵巡りが終わったら近くの松尾神社も参拝すること。

(2)松尾神社

 酒都・西条の守護神。日本三大酒神のひとつ京都の松尾大社から分霊を受けて昭和初期に御建神社の境内に建立。拝殿には、酒樽が並んでいる。我々も直ぐに京都の松尾大社を訪問するつもりである。

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(3)その他

 広島市郊外の観光と言えば大和ミュージアム呉市)や尾道を考える人も多いと思う。そのため、今回は敢えてそこは訪問場所から外した。広島県の持つ新たな魅力を見つけるため、名醸地西条へ足向けたのである。広島に酒所のイメージを持つ読者はそれほど多くないと思われるが、長い歴史に裏打ちされた酒造りの文化や職人の気質がそこあることは確かである。一見の価値があると言えよう。

(※)最後に

これを読んで、外出の自粛要請解除後に広島旅に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!下の記事でも、2万円で楽しむ広島旅(概略版)を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

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宮島観光の必訪&穴場スポット!

 この章では、前の記事(広島旅「概要版」)で紹介した観光スポット(宮島観光)の詳細を紹介する。この記事の主眼は、宮島「必訪スポット」と「穴場スポット」の整理とその理解の深化である。

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壱の巻:ここに行かずにどこ行くの?

(1)安芸の宮島

①概要:日本三景の一つで瀬戸内海に浮かぶ島。島自体がご神体。今回の旅先を広島にしたきっかけ。

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②アクセス:広島市ではなく廿日市市にあるので、新幹線等で広島駅に着いた後も、JR山陽本線(岡山)に乗って、宮島口駅を目指す必要がある。所要時間は30分程度。宮島口到着後、徒歩でフェリー乗り場を目指す。徒歩すぐ。駅前にはコンビニや名物カキ・アナゴ飯等の飲食店もあるので、ここで食事を済まして、フェリーに乗り込むのも一案。飲み物は、宮島ではなく駅周辺のコンビニで予め入手しとく方が得策。その後、窓口・券売機でフェリー乗船券を購入し、宮島を目指すことになる。乗船時間は10分程度。船内での飲食も可能。なお、フェリーの検札は、宮島側のフェリー乗り場で行う。便数は10分に1本程度。

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(2)厳島神社

①概要:平安時代末期に平清盛が造営した寝殿造りの神社。国宝。平成8年には世界遺産登録。社殿が海に突き出た形で築かれた理由は、諸説あるが有力なものとしては、「神をいつきまつる島」として崇められていた神聖な島(宮島)の土地の上に建てるのを避けたためといわれている。(フェリー乗り場宮島口から徒歩15分)

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②入場料:300円(東回廊の入り口で購入)

③見どころ

・大鳥居:高さ16mで周囲10mの木造の鳥居。建設当初から数えて現在で8代目。鳥居自体の重みで自立している。1875年の建立より140年近くが経過しており、損傷等が激しいため令和6年より大規模修繕工事が行われている。鳥居自体の損傷の程度も不明なため、工期は未定

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鏡池厳島神社内にある伏流水の湧き出ている池。寝殿造りの様式に池は欠かすことができない。湧いているのは海水ではなく、真水である。なお、潮が引かないと見られない。

厳島神社本殿:市杵島姫命いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、たぎつ姫命を祀る。主に海上交通安全や蓄財招福のご利益あり。

・高舞台:年9回の舞楽に使用。国宝。周囲の擬宝珠も見どころ。

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・その他:お神酒の酒樽。広島ならではの地酒をチェック

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弐の巻:ここに行けばあなたも玄人?

(1)大聖院

①概要:9世紀初頭に空海によって開基。島で最も古い真言宗の寺院。2006年にはダライ・ラマ14世(チベット仏教)も訪れている。(厳島神社から徒歩10分)

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②入場料:無料

③見どころ

・遍照窟:四国八十八か所の本尊が安置された砂踏み場。内部の照明が非常に幻想的

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・干支地蔵:各自の干支を確認。チャーミングな地蔵たち

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・五百羅漢庭園:羅漢のかぶる帽子に注目

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マニ車階段の手すりにマニ車がたくさんついているのでいっぱい回してご利益ゲット。

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・その他:見ない・聞かない・言わないの地蔵、目出しだるま、鐘楼堂、沙羅双樹明治天皇行幸図、砂マンダラなど。

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(2)町屋通り~表参道商店街

①概要:宮島名物の買い物や買い食いが可能。鹿に襲われないよう要注意厳島神社から徒歩3分)

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②見どころ:焼き牡蠣・もみじ饅頭・しゃもじ(宮島発祥)・地ビール

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③その他:巨大しゃもじ(長さ8m・重さ2.5トン)は2018年に撤去され、倉庫に保管されている。しゃもじがあった場所は、現在観光トイレに姿を変えている。

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 (※)最後に

これを読んで、外出の自粛要請解除後に広島旅に是非とも出掛けようと考えたあなたへ!

下の記事でも、2万円で楽しむ広島旅(概略版)を紹介しているので、併せて確認することをお勧めする!

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はじめの1歩:2万円で十分!? 広島(安芸国)貧乏旅行

 この章では、2020年3月中旬に行った広島旅の概要版を紹介する。主に、費用・旅程・その他の観点から記すことにし、各観光場所の詳細については、別の記事を参考にしてもらいたい。この記事の主眼は、「総費用(交通費・食費・滞在費等全て含む。)2万円で広島旅を楽しむための秘訣」や「一目で分かるオススメ観光地」に関する大まかなノウハウの伝授である! 

壱の巻:広島探訪記(費用編)

(1)総支出:2万円

 今回の旅は交通費、食事、及び滞在費等すべて含めて、2万円で楽しむ方法を教示する。

(2)旅行先はなぜ広島(安芸国)?

 今回の旅の目的地を広島にした理由は至極単純である。神戸三宮の占い師の館を訪ねたときに、広島の厳島神社を参拝すれば大きなご利益に預かることができると言われたからである。旅のきっかけは突然やってくものである。

(3)旅の基本情報

①旅の日数:1泊2日

②利用した旅行比較サイト:トラベルコ

③利用したツアー:日本旅行のパックツアー

④ツアー代金:13,000円(往復の新幹線代・ホテル・広島電鉄一日乗車券)

⑤ホテル:ホテル広島ガーデンパレス(スモールツイン)https://www.hotelgp-hiroshima.com/

・特徴 : 駅近(広島駅 新幹線口から徒歩5分)、水、コーヒー(紅茶)が無料で付いてくる

・設備 : 一般的なビジネスホテルと同等→寝るだけなら充分、バスタオル、フェイスタオルあり、 シャンプー、リンス、フェイスウォッシュあり

・欠点:Wi-Fiが遅い

(4)このパックツアーを選んだ理由

① 交通費の節約

 往復で新幹線「のぞみ」の利用は不可だが、「ひかり・こだま」の利用が可能であること。「ひかり」の場合、「のぞみ」と比べても、移動時間は大きく変わらない。なお、復路は通常「こだま」の利用となる(復路の「ひかり」は選択肢が朝に限定されている)が、料金の安さには敵わない。交通費の節約は、貧乏旅行の鉄則と言えよう。

広島電鉄の1日乗車券が付いていること

 広島市内観光のマストアイテムが最初から付帯している。

③ ホテルの条件等

 宿泊ホテルが駅から近いこと、セミダブルベッドの部屋に二人で泊まる(←格安ツアーによくある事例)のではなく、ツインルームの部屋に宿泊可能なこと、部屋のアメニティが充実していることなど。

※参考:個人で全て手配した場合

 費 目     金  額
往復交通費 19,780 円 (のぞみ利用)
ホテル代金   7,500 円 (スモールツイン) 
 広 電    700 円  (1日乗車券)
 合 計 27,980 円

 これがパックツアーなら、ほとんど同等の内容で 13,000  円 だ。こんなにも節約できるのだから、使わない手は無いと言えよう。

(5)滞在スケジュール

1泊2日の主な滞在スケジュール

時 刻 出 発 地 行 動 手 段 到 着 地
0:00 1 日 目
 8:00 新大阪駅 新幹線 広 島 駅
10:00 広 島 駅 JR・フェリー 宮島口駅
11:00  厳島神社・大聖院
13:30 宮 島 フェリー・JR 西 条 駅
15:00  酒造巡り・松尾神社
18:00 西 条 駅 JR山陽本線 広 島 駅
 | 夕 食 ( つけ麺 ・ 立飲み )
21:00 チェックイン
 0:00 2 日 目
 8:30 チェックアウト
 | 朝 食 ( 定 食 )
10:00 広 島 駅 広 電 原爆ドーム前
10:30 原爆ドーム・平和記念資料館・平和記念公園
 | 昼 食 ( 広島風お好み焼き )
13:30 縮景園広島城
14:30 立 町 駅 広 電 稲 荷 町
15:00 稲生神社
 | 稲 荷 町 広 電 猿猴橋
15:30 猿 猴 橋
16:00 猿猴橋 広 電 広 島 港
16:30 広島港散策
17:00 広 島 港 広 電 立 町 駅
 | 夕 食 ( 汁なしつけ麺 )
18:30 広 島 駅 新 幹 線 新大阪駅

(6)かかった費用 

1日目:5.893円(内訳:交通費:2,140円 食費:2,503円 観光:1,250円)

2日目:2,379(内訳:交通費:0円(広電乗り放題)食費:2,379円 観光:0円)

合 計:8,272円

これにパックツアーの金額(1,300円)を加えると‥‥

21,272円で楽しむことができた。

弐の巻:広島探訪記(訪問地概要編)

(1)訪れた観光スポット

安芸の宮島日本三景の一つで瀬戸内海に浮かぶ島。島自体が御神体

f:id:ryokouotokotabi:20200426182550j:plain厳島神社平安時代末期に平清盛が造営した寝殿造りの神社。国宝で世界遺産

・大聖院:9世紀初頭に空海によって開基。宮島で最も古い真言宗の寺院。2006年にはダライ・ラマ14世(チベット仏教)も訪れている。

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②西条の酒蔵巡り:灘(兵庫)や伏見(京都)と並ぶ銘醸地。半径1km圏内に7つの酒蔵が密集。

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酒泉館(賀茂泉)では座って飲み比べができる

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原爆ドーム広島市に投下された原子爆弾の惨状を後世に伝えるための記念碑。世界遺産。

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・平和記念資料館:戦争の惨禍を伝えるための資料館。近くの公園(平和記念公園)には平和の鐘や原爆の子の像もある。桜の名所としても有名。

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広島城太田川の三角州に毛利輝元が築城した城。別名「鯉城」。原爆による被害を受けるまで(昭和初期まで)は、国宝に指定。

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縮景園:17世紀初頭に広島藩初代藩主によって造営された庭園。原爆による被害を受けるも、約30年をかけた復旧工事により現在の姿をとどめている。

→ 広電縮景園前から徒歩5分

→ アクセスには、八丁堀駅での白鳥線への乗換が必要であり、乗り場も異なるので注意。

⑥駅近観光スポット(穴場スポット)

稲生神社豊受大神大国主・稲生武太夫を祀る神社。3階建て。妖怪伝説が残る

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猿猴橋広島市猿猴川にかかる橋。被爆橋梁の一つで、土木学会選奨の土木遺産認定

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⑦その他

・広島港:江田島能美島似島、宮島や松山(愛媛)への定期船の発着場所。

f:id:ryokouotokotabi:20200426182651j:plain← アクセス:広電広島港(広島駅から約1時間)

← 航路や料金:公式HP参照https://www.hiroshima-navi.or.jp/post/008066.html

⑧広電:正式名称は広島路面電車1日乗車券(700円)さえ購入できれば、広島市内観光はほぼ完全な形で網羅できる。使用されている車両もレトロな形のものから最新のものまで見ていても楽しい。電車の本数も多く、待ち時間も少ない。路面電車に馴染みの薄い方にとっては、広電に乗ることも観光の醍醐味となるし、市内観光の相棒になること間違いなしである。なお、広電は、宮島フェリー乗り場まで運行しているが、所要時間が1時間から1時間30分程度かかるので、その場合はJR山陽本線(所用時間30分程度)を利用することをおすすめする。

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広電内観。たまたま誰も居なかったのだ


(2)グルメ

①1日目

・昼食:コンビニでご当地おにぎり

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ご当地おにぎりの魅力を再発見。白米だけのおにぎりでないので、モチモチしていて美味。

・夕食①:ばくだん家(つけ麺)

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辛めのつけ麺。大きなキャベツと食べるのが肝要。

→店員さんお勧めの辛さでも充分辛いが、辛いもの好きにはよりランクを上げることも可能。

 ・夕食②:角打福本家(角打:酒屋での立飲み)→お酒の種類が豊富な立呑屋。つまみの種類も多い。しかし、口コミサイトにあるほどの名店とは思えなかった。

②2日目

・朝食:駅膳(魚定食)→ご飯と味噌汁がおかわり自由。魚も焼きたてで、店員さんの愛想も良い。腹ごしらえがたくさんできる。

・昼食:みっちゃん総本店 雅(広島焼き)

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アツアツの鉄板で出される広島焼きは美味。穴子の煮付けを卵で巻いた卵焼きも外せない。

 ・夕食:くにまつ(汁なし担々麺)

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今回の旅で最も感動した食事。先ず、店員さんの接客態度がずば抜けていた。流石、名店として知られているだけあると思う。次に食事。ピリ辛の肉味噌には様々なスパイスが使われており、その風味も豊潤。麺とも上手く絡み、ペロリと平らげてしまった。残った肉味噌にライスを合わせることも可。お腹に余裕があれば、塩ラーメンもチャレンジしたいところである。最後に、値段の安さである。600円以下でこの満足感を得ることは至難の業である。

参の巻:広島探訪記(まとめ)

(1)観光のポイント

①1日目

・新幹線で広島駅を目指す場合は、広島市内の乗車券が付いているので、JR山陽本線に乗り換えるときに切符を取り忘れないようにすることが重要。その乗車券を使えば、五日市までの乗車が可能なので、「五日市~宮島口」間の電車代のみを支払うことで足りる。広島駅で一度改札外に出てしまうと、「広島~宮島口」間の電車代を払うことになるので要注意。

・フェリー乗車券の購入の際は、意外と有人窓口の方がすいている場合があるので適宜判断が必要。

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 ・厳島神社は大鳥居が工事中であっても、本殿等の見どころが満載である。大鳥居ばかりに注目していては勿体無い。神社本殿や高舞台、能舞台、お神酒などにも目を向けることが必要。また、潮の干満によっても全く見え方が異なるので、事前にHPで調べておくとなお良し。

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 ・大聖院は観光客がそれほど多くないが、必ず訪問すべきスポット。特に、「目だしだるま」「遍照窟」は必見。

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 ・パックツアーと青春18きっぷ併用の勧め。今回のツアーでは、青春18きっぷを使うことでかなりお得に行動できる可能性が高い。「JR広島駅から宮島口までの移動費(420円)」・「宮島口までの往復のフェリー代(JRフェリーのみ、往復360円)」・「宮島口から西条までの移動費(990円)」・「西条から広島駅までの移動費(590円)」などをすべてカバーできるし、他の観光地(呉、竹原、尾道、岩国(山口県)など)をJRを用いて訪問するのであれば、余った青春18切符の利用方法として一度検討する価値は十分ある。

②2日目

広島市内観光はどうしても戦争と関係するところになってしまう。当然観光をしていても明るい気持ちになるわけでもないので、旅の同行者を選ぶときには慎重に。今回は訪問していないが、晩に銀山町や胡町で羽目を外すこともできるが予算は要注意。ただ、1日目(宮島&西条の酒蔵巡りなど)と2日目(広島市内観光)のギャップを感じるのも、この旅の醍醐味の一つでもあると割り切れば、より内容の濃い旅となるであろう。

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 ・広島城猿猴橋などは男二人旅だからこそ訪問できる観光地。特に猿猴橋の近くにはベンチもあるので、近くでコーヒーを買って、橋を見ながら取り留めのない話をするのも一興。

(2)反省点

①1日目

・旅費:交通費の出費がかさむ(青春18切符併用のすすめ)

・食事:食べログを信用しすぎた

・旅程:問題なし

②2日目

・旅費:反省点なし(広電一日乗車券ですべてカバー、市内観光はこれで十分)

・食事:夕食「くにまつ」の具なし塩ラーメン(200円)食べたかった。

・旅程:問題なし

(3)最後に

 この広島旅を行ったときは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うこれほど大規模な行動自粛等が求められるとは想像だにしていなかった。筆者にとっても旅ができないことが今ほど歯がゆいことも無かったし、鬱々とした気持ちが続いている。それと同時に旅ができるありがたみや楽しさを痛感している。そのため、行動自粛要請の解除後すぐにでも旅ができるよう、国内外の旅を現在計画しており、それを楽しみに日常を過ごしてるところである。要するに、このブログの読者として引き続き長い目で我々の旅を見守ってもらいたいし、自らの旅に活かせる部分はどんどん利用してもらいたいと言うことだ。また、良ければ栞(ブックマーク)も付けておいてもらいたいのである。

 

前日譚:旅の心得&読者に向けて

ブログのモットー

 このブログは、「人生で一番記憶に残るのは友達と行く「貧乏・暇無し旅」」(=お金も時間も乏しい旅)をモットーにして記した旅の参考書である。その対象者は、「働きだしたばかりで休みの取れない社会人」や「お金はないけど旅に出たい学生」(いわゆる「体力のある若者」)である。
 安く楽しく旅する一番のコツは、「旅行比較サイト(特に「トラベルコ」)による旅行商品の比較・検討」とそこに表示された「パックツアーの徹底的な活用」だ。その詳細は別に紹介しているので参照してもらいたい。

 

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この参考書(ブログ)の読者へ

 ここに記す旅は、「休日の最大限の活用」「出費の抑制」に基軸を置いたものである。もっとも、出費を抑えることで旅の楽しみを犠牲にするつもりは毛頭ない。このブログを読めば、「お金・時間に余裕のある旅」にはない唯一無二の良さが「貧乏・暇無し旅」に存在することを知るだろうし、その醍醐味を体感できるであろう。

 

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